こんにちは!院長の山口です。
今回はばね指についてです。
症状としては、指を曲げ伸ばしの際にひっかかり感や指の付け根を触ってみるとコリコリした物ができていたりして痛みが伴うものがばね指の疑いがあります。
発生率は一般人口当たり約3%。女性に約2.5倍生じやすく近年では糖尿病との関連も指摘されています。
親指に最も多く、第3指、第4指と続きその他の指はまれとされています。
日常生活で指が引っ掛かる、引っ掛かりが抜けるときに痛みが伴うなどあった場合は放置せず症状にあった処置が必要です。
治療法は
- 保存治療
局所安静を目的とした固定
物理療法
運動療法
ステロイド注射
- 手術療法
腱鞘の一部を切開
が主な選択になってきます。その中で上記の赤色の部分が接骨院で可能な処置、施術となります。
炎症が強く曲がった指が自力で戻せない状態であればステロイド注射など外科的処置の方が良い場合もありますが症状により物理療法、運動療法により回復することも多くあります。
当院でも受診されておられる患者様がおります。1例としては初診の状態は外科的処置の方が良いと思う状態でした。
右母指に腫れも、自力では曲がった指が伸ばせなく片方の指で無理に伸ばしてくると強い痛みが生じる。
患者様にも状態と治療の説明をし外科的処置をお話ししました。
患者様の選択は保存治療でなんとか良くならないかということでした。
治療頻度、期間は長くなってしまう事をご理解いただき施術させて頂くことになりました。
週2回、4か月間合計32回施術をさせて頂きました。引っ掛かりは残るものの痛みはなし日常生活での洗濯、ペンを持つ際も支障ないレベルまで回復されています。
この方は初診時に重症のばね指でしたが初期の症状であれば早期の改善も期待できますのでこのような症状の際は
一度ご相談頂ければと思います。